5日目(ハナウマ湾)

 ハナウマ湾は、ハワイ王国の時代は王族の水遊び場だった場所です。その後、プレスリーの「ブルーハワイ」という映画の撮影場所になって有名になりました。しかし、環境保護の面から、1990年代になって入場が厳しく制限されてきています。


 朝8時集合なのに、目覚ましが鳴らずに7時に起きてしまいました。小さい子供がいる状況で、残り1時間というのは厳しい状況です。とりあえず身支度し、いつものレストランに行きました。やはり混んでいます。着席後、さらりと朝食を済ませ、待ち合わせ場所のホテル前で待っています。
 到着したのはボロボロのバン。


 バンとはいえ、大人が15人くらいは乗れそうなシート編成です。うちのホテルは最後の集合らしく、運転席のすぐ後ろに座りました。
 目の前には、みんなに配るであろう、シュノーケルセットが無造作に置いています。まあ、足ひれ付きで$16ですから、こんなものでしょう。なお、子供料金も大人と同じです。ちなみに、ランチ付き($21)の場合、ドンキホーテの袋に入った弁当になります。

 ハナウマ湾の駐車場で降ろされ、帰りの集合時間を確認します。うちらは子供が小さいので、午前中のみとして12時30分集合としました。
 この駐車場からハナウマ湾が一望できます。


 朝がたはまだ海に青みがありませんが、空が青くなるにつれて海も青く変わっていくのがハナウマ湾です。

 駐車場からチケット売り場まで5分ほど歩きます。ここでは、大人が$5となり、子供は無料です。


 チケットを受け取ると、環境保護シアターの上映時間が記載されています。ハナウマ湾に入場するには、子供を含めて全員がこのシアターを見る事が義務付けられています。

 シアターの内容はサンゴを踏まない、魚に餌をやらない、など全編英語の内容で、10分ほどの短いすが、入り口でヘッドフォンを受け取ると日本語で聞けるようになります。

 それが終わると入場可能となりますが、海水浴場までは長い急な坂を下る必要があります。体力に自信がない時は、「トレイル」というバスがあります。
ひとり$1くらいですので、小さい子供がいるときは使いましょう。

 やっと砂浜です。もうすでに多くの人が泳いでいます。でも、日本人が少ないです。ワイキキで泳いでいると日本人ばかりですので、ちょっと緊張しますが、少し経てば慣れてきます。
 そんな中でも子供達は砂遊びが大好きです。

 
 
 ハナウマ湾は完全に内海となっているため、波も小さく水が温かくなっています。また、湾内にはサンゴがたくさんあり、その間を大きな魚が近くまで寄ってきます。
 自分もシュノーケルしてみましたが、魚をたくさん見る事ができました。もう少し沖に出れば、水の透明度も良くなり多くの魚が見れそうです。なんと、海カメも見れるようです。
 ここは、トイレもキレイ、浜辺もきれい、ライフガードも完備だし、最高の管理ビーチです。しかし、着替えする場所がありません。帰る途中であれば、駐車場付近のトイレがお勧めです。トイレの個室がメチャ広く、余裕で着替えができます。

 うちの子供達は結局海に入りませんでした。前日のプレミアムツアーで入った海のイメージが残っているらしく、ダメって感じで海に近寄りません。

 あっという間に帰る時間となり、駐車場に戻る途中で青く染まったハナウマ湾が見えました。サンゴ礁も良く見えます。

 
 次回来る時は、是非子供達と一緒にシュノーケリングしたいです。



 さて、ホテルに戻って昼食です。
 いつも朝食を食べているレストランで、ホテルサービス(ツアー申し込みで5泊以上の客に無料)の「ロコモコ」を食べます。ハワイ料理として有名なロコモコですが、フランス料理店として営まれる、ここのレストランでは、ちょっと高級な雰囲気に仕上がっています。

 ジューシーな巨大ハンバーグの下にご飯があり、デミグラスソースが味を添えます。その上に目玉焼き。これがロコモコです。日本で食べるロコモコとちょっと違います。多分、このお店の高級感かな。
 子供のロコモコも無料サービスだったのは感謝です。


 午後からは、泳ぎ足りないので、ワイキキビーチで泳ぐことを提案し、砂遊びした子供達は快諾してくれました。


 ワイキキに戻った息子は泳ぐ気分になってきたようです。水着に着替え、水に入って行きます。ワイキキでも、小さいですが魚が近寄ってきます。息子はそれに気付いて追いかけ周っています。

 砂遊びもエスカレートしてくると、最後は人埋めになります。これって、子供にとっては楽しいようです。交代で何度も埋めました。

 そして夕闇に包まれていくワイキキです。

 この日の夜、DFSの前でビラを配っている焼肉屋に食べに行きました。ビラに書いているセット料理は安く感じますが、追加の肉や別料理は割高な感じがしました。多分、追加料理で儲けているんでしょう。
 食事の途中、娘の調子が悪くなってしまい、ベビーカーの寝せました。急いで食事を終えてホテルに戻りましたが、娘の体が薄黒くなり、体温の低下がわかりました。水銀製の体温計で熱を計ったら35.5度しかありません。多分、太陽の下で遊びすぎた為の熱中症の可能性がありました。
 子供用の浮き袋にお湯を入れ、湯たんぽ代わりにして布団に入れてあげます。ちょっと顔色は戻ってきましたが、体温は相変わらず36度以下となっています。
何ともできず、様子を伺っていましたが、0時を過ぎて顔色も寝息も普通になっているので自分らも寝る事にしました。
 結局、帰宅してから水銀製の体温計が壊れているのが判明し、娘の体調(体温)は思ったよりも悪くなかったと思われます。

 それにしても、海外で子供達が体調を壊すと親は心配でなりません。これは小さい子供と旅をする時の宿命なんでしょうね。


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