今回のイタリア自由旅行を終えて、改めて添乗員付きのツアーと、自由旅行とのことについて考えました。どちらも、それぞれメリット、デメリットがあり、難しいところです。 添乗員付きのツアーは、効率良くたくさんのものが見れて、時間のない旅行にはメリットも大きいと思います。でも、ゆっくり見てみたい場所にも短時間しかいられなかったり、食事やお店も決められたところにしか行けなかったり、ちょっとした寄り道ができなかったり、ツアー仲間だけで固まってしまって地元の人と触れ合う機会がなかったり、僕には窮屈なものに思えます。何せ、何もする気力がなくても勝手に連れ回ってくれるのだから、次は何を見よう、とか、何処に行こう、とかいう、主体性が無くなってしまうと思うのです。 一方、自由旅行は、ある意味とても大変です。何かを見に行くためには、まずその町の全体像を把握する必要があります。その上で、ホテルからそこに行くには、どうやっていくのか、徒歩か、バスか、地下鉄か、タクシーか、バスなら、どうやって切符を買えばいいのか、全部自分で考えなければなりません。ときには、切符の買い方がわからなくて時間を無駄にしてしまったりすることもあります。だからこそ、何を見たいのか、何処に行きたいのか、自分で事前に一生懸命考えることになります。下調べをして思わぬ発見をすることも有ります。ここがいい!と思った場所に、何時間いても構いません。食事についても、何処で食べるのか何を食べるのか、その時ごとに決めるのは大変なことです。でも、超高級レストランから地元の人が集まる大衆レストラン、立ち食いのバーまで、選択肢は無限です。地元の人ともたくさん触れ合えることができます。 ツアーも、自由旅行も、それぞれ特徴があって、どちらを良しとするかは、勿論人それぞれです。僕が自由旅行派になってしまったのは、最初に自由旅行をしてしまったからでしょう。仕方ないので、これからも気力の続く限り自由旅行を続けようと思います。自分で考えて行動するからこそ、何かを観たり体験したときの感動や喜びは大きく、思い通りにならなかった場合でも、ハプニングもまた、後になればいい思い出になるからです。 |