映画「鉄道員(ぽっぽや)」の駅
 高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」が撮影された幌舞駅は、現役のJR駅である「幾寅駅」をそのまま使用しました。1日数本しか停車しないローカルな幾寅駅は、映画で撮影したセットをそのまま残しており、当時の雰囲気を感じ取ることができます。

駅のホームの先には(やけに背の低い)腕木式信号があります。この信号は既に現役ではありませんが、映画で使用しており、おなじカットで列車を見送ることができます。

 

映画で使われた駅舎とホームです。映画の設定では終着駅となっていましたが、実際には富良野と新得駅の中間駅です。
駅とホームの間には段差があり、この間合いが映画の設定として求められたようです。


駅の外には撮影で使用された汽動車が切断されて展示されています。中には映画に出演した人のサインと撮影時の写真が展示されています。
この車両は、「キハ12 23」として登場しますが、実際にはキハ40を改造して使用しました。しかし、錆びも多く朽ち具合が気になりました。

  
幾寅駅自体を外から見た全景です。雪がないとちょっとイメージから離れてしまいますが、古い駅舎はそれだけで存在感はあります。
今では少なくなった丸いポストや電話ボックスまでも駅を演出しています。




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