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ヨシムラサイクロン(自分で交換)

スズキ スカイウェイブ250(CJ43)

バイクを手に入れてから、いつかはマフラーを交換したいなぁと思っていたが、その時は突然やってきました。
なんとなくYahooオークションをチェックしていたら、「ヨシムラマフラー」が3000円で出点されています。まあ、3万円くらいになるだろうと思っていたら、残り30分になっても4300円です。もう自分を抑えられません。落札してしまいました・・。
昔は自動車のタワーバーやエアークリーナ、プラグまで自分で交換するのが好きだったのですが、最近はタイヤ交換も自動車屋に任せるほどメンテが苦手になっていました。今回は、自分で全部交換しようと奮起しました。
<落札価格>10100円(定価78750円)



マフラーが到着しました。必要なパーツは全部揃っていました。
@マフラー本体 A取り付けステー Bステーのスペーサー3個 Cサイレンサー固定の輪型ステーと13mmのナットが各2個
やはり、経年劣化によるサビや傷みは多少なりともありました。ここはキレイに磨いて装着しようと思います。



サビが目立ちます。特にエキパイ部分は熱酸化もあって、新品の面影はありません。
ここで家庭用のサビ落とし剤「さびとり つや之助」(高森コーキ株式会社製)を使用しました。このサビ落としが強力です。ちょっと強めに擦ればそれなりにサビが落ちます。
<サビ落とし>680円くらい・・値段忘れた〜



焼けてはいますが、サビがそれなりに落ちています。
スペーサーはアルミ製ですが、サビか汚れか真っ黒です。それでもここまでキレイになります。
さて、夜も更けてきたので翌日の装着の準備して寝ます。




準備する工具
@6mmの六角レンチ
A12mm、13mm、14mmのスパナ
Bラジオペンチ
C軍手
D懐中電灯




エキパイの付け根と、マフラーとステーの取付け部のナットを緩めます。事前に「KURE5-56」を使用しておくとネジが回し易くなります。エキパイのネジは6mmの六角レンチと、他のナットは12mmのスパナを使用します。



純正のマフラーが取れました。最初はサビ付いて抜けない!とか、途中で折れちゃうとか、いろいろ想像していましたが、簡単にスポッと抜け取れました。
ここで感じるのが純正マフラーの重さ(8.7kg)。本当に鉄の塊りです。ちなみにヨシムラサイクロンは4.6kgです。
マフラーをよく見ると結構サビています。純正がサビ易いのは仕方ないと割り切るしかありません。



今度はステーを車体に取り付けているナットを14mmのスパナで取り外します。これでやっと半分の作業が終了です。ここまでの経過時間は30分。順調です。



取り外した純正マフラー一式です。この中で、ボディにステーを取り付けていた14mmのナットはヨシムラのステーを固定する時も使用するので注意が必要です。





エンジンとエキパイを接続する部分に、「ガスケット」という部品が使われています。接合部分のガス漏れを防ぐ大事な役割をしていますが、今回はマフラー交換を機にガスケットも交換します。
接合部分を覗いてみると、どれがガスケットかの判断ができないほど周囲と一体化しています。とりあえず、ラジオペンチで内部の角を引っ張ってみました(写真)。繊維状になって引っ張られてきます。グイッと更に引っ張ると取れました。
使用済みのガスケット(左)と新品のガスケットです。一目瞭然で劣化状況が分かります。これを流用したらガス漏れもしますよ。
ガスケットは、キタコ製のXS-05(2個入り)を購入しました。
<ガスケット>472円


純正と同じ位置に純正のナットで取り付けしますが、ステーとボディの間にアルミ製のスペーサーを咬まします(○印)。3箇所全てで使用します。
取り付けて思うのが、けっこうリアタイヤに近いなぁってとこです。更に、リアタイヤ交換するときはマフラーも外さないと駄目だって事です。



ここからが大変だった・・・。
いざマフラーを取りつけしようとすると、左手でマフラーを押さえながら、右手でエキパイとエンジンを結合する事になりますが、マフラーのネジれ具合や角度などにより、上手く接合できません。
最後は奥様にマフラーの押さえをお願いしました。本来、バイクの右側のサイドとアンダーカウルを外してやったら善かったです。
これ以降は、エキパイとエンジンの結合を6mmの六角レンチで行い、マフラーとステーを接合するのに、13mmのスパナを使用しました。



そして装着完了。結果的に1時間30分も時間を要してしまいました。装着がこんなに大変だとは思っていませんでした。
そしてエンジン始動です。
バッバッバン!爽快な単気筒の重低音が響きます。手伝ってくれた奥様も「悪くないね」と。しかし、ちょっと朝早い時間には気を使うレベルかもしれません。なお、カタログ上は90dB/3750rpmです。
暖気も終り、試乗に出発です。
走り出しの加速も”気持ち”厚くなったような感じです。加速時のエンジン音が何よりも存在感を主張しています。それでいて、下品な爆音でもなく、排ガス規制もクリアしています。チャンとしたマフラーである事が後ろめたさも無く、悠々とドライブする事ができます。こりゃ楽しくて仕方ありません。
なお、60km超で巡航した後に急減速するとバックファイヤーが発生します。”パンッ!”という軽い爆発音です。乗っていて気になる人もいるようですが、ヨシムラのマフラーでは飾りとして理解するのがよいでしょう。自分は満足しています。





ヨシムラサイクロン
重量を純正の約半分までおさえながら、バンク角の確保、センタースタンドの装着、エンジンオイルの交換可能といった、ある意味当然の機能を確保している。
さらに、騒音規制をクリアしながら抜けのよい加速を体感できます。もちろんJMCA認定商品です。
なお、今回装着したのはステンレスカバーです。
●ヨシムラサイクロンのリンク
●エンジン音のリンク(MP3)・・・ヨシムラのサイト 







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