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冬の十和田八甲田
2007年年末に秋田へ帰省しました。その際、冬の十和田八甲田へとドライブしてみましたが、冬季閉鎖が多く、青森方面から酸ヶ湯温泉を経由して奥入瀬に抜けるルートしかありませんでした。
出発前は雨が降る暖かい気候でしたが、山に向かって雪に変わり、非常に厳しい環境になっていきました。
このルートは、映画「八甲田山」で多くの人が遭難した所であり、途中スリップするなど冬山の厳しさを肌で感じました。 |

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八甲田の雪中行軍像(後藤伍長:青森県人は誰でも知っているらしい)がある有名な山荘(鹿鳴庵)前です。夏場は込み合っていますが、冬季間は完全に閉まっています。出発した弘前では積雪0cmでしたが、さすがに雪だらけです。子供たちは雪あそびで夢中でした。夕方前でもあるのに、雪のため薄っすらと暗い世界でした。 |
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道路の脇には、雪中行軍が遭難した際、発見された場所には石碑が建てられています。夏場は草木に覆われて見えない石碑も、冬の雪の中ではポツリと建っているのが怖いですね。 |
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奥入瀬渓流の中でも有名な「銚子大滝」です。しかし、冬季間は十和田湖の水量が少なくなるため、ここを流れる水も少なくなり、大滝とはいえない状況です。観光客も全く居らず、寂しい限りの観光地でした。本当なら、この幅いっぱいの滝になっています。 |
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秋田では「鉛色の空」と表現することがあります。冬独特の暗い雲が垂れ下がり、絶景ポイントからもイマイチな景色になってしまいます。ここは発荷峠。冬でも空が晴れていれば綺麗な景色なんですけどね。 |
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峠の夜です。日が暮れたとたん、路面は凍結して非常に危険な状態になります。この先、通称樹海ラインって道を通りましたが、民家が現れるまでの約20kmくらい、対向車は1台でした。その間、プレイステーションのゲーム【グランツーリスモ】風なドライビングを楽しみました。
凍結路ではヒヤヒヤでも、圧雪路では頼もしいスタッドレスタイヤです。 |

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おまけの写真です。2007年12月22日に開通した、首都高速の池袋ー新宿線です。NISSAN GT-Rの発表で使われた場所でもあり、ちょっと有名になりましたよね。
この路線が開通したことで、中央道から東北道へのアクセスが楽になり、時間的にも30〜60分の時間短縮となりました。
込んでいるかな?と思いきや非常に空いていました。朝5時30分頃ですが。 |

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